外来案内

網膜硝子体外来

網膜硝子体外来

網膜剥離や糖尿病網膜症、網膜前膜などの網膜硝子体疾患に対して、年間約200例前後の入院による手術を行っています。緊急な対応を必要とするような症例に対しては、夜間でも緊急手術に対応できるよう体制が整備されています。
また、25Gシステムによる小切開硝子体手術の実施よって術後炎症の少ない手術療法を常に心がけております。また当科では、「眼底観察システムResight®」を導入しました。眼底観察システムは、網膜黄斑部硝子体疾患の手術を効率的に行える最新の眼科手術装置です。独自の光学システムにより、高画質画像が得られ診断の質が上がるだけでなく、広角の観察システムのため周辺部の安全な処置が可能となりました。さらに硝子体手術をより安全に行なうために、ALCON社のコンステレーションビジョンシステム®を導入しました。従来の手術装置より高い安全性を追求した、最新鋭の硝子体手術装置です。そのため手術の治療時間の短縮が可能となり、患者さんの負担を軽減し、より高度なケアが提供できます。

外来診療では網膜静脈閉塞疾患や糖尿病網膜症に対するレーザー光凝固治療、抗VEGF抗体の硝子体投与、ステロイドテノン嚢下投与を行っております。

世界に先駆けて行っている治療としては、水素を用いた網膜動脈閉塞症に対する臨床研究です。水素がラット脳梗塞モデルにおいて虚血再潅流傷害を抑制させるという報告から、我々は、網膜動脈閉塞症のような眼虚血に対する虚血再潅流傷害にも水素が有効でないか検討しました。虚血再灌流は多量のフリーラジカルを産生し網膜障害を引き起こします。通常水素の投与は、飲水、吸入、静注などが考えられますが、全て血管系によって水素が運ばれることになります。脳梗塞や網膜動脈閉塞症の様に閉塞疾患の場合、血流が止まっているため、効率よく水素を再灌流部位に送り込むことは困難であると考えられます。そこで我々は点眼で角膜から水素を拡散させ網膜に到達させる方法を考案し、一過性網膜虚血モデルにおいて非常に効率よく網膜を保護することを明らかにしてきました。予後の非常に悪い、網膜動脈閉塞症の治療におけるオプションとして非常に有意義であると考えられています。この疾患特性として、患者さんご本人より、開業されている先生方に特にお願いしたいと思います。網膜動脈閉塞症の病態は多岐に渡り、閉塞時から時間が経っていても蛍光眼底撮影で遅延はありますが血流が最低限維持している場合があり、細胞レベルからみると、回復する可能性があります。弱ってしまった細胞が虚血再灌流で負荷がかからないよう、水素で虚血再灌流障害を弱めることは非常に重要なことだと考えます。是非、網膜動脈閉塞症の患者さんがいらっしゃれば、御紹介をお願い致します。24時間体制で対応をさせて頂きます。
また、網膜色素変性などの疾患に対しても対応し、診断を行っています。以前よりの視力低下を感じる方は一度検査をお勧め致します。

担当医 志和、五十嵐
診察日
  • 水曜日午前(五十嵐)
    午後(志和)

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