外来案内

ドライアイ外来

ドライアイ外来

ドライアイは涙や目の表面の角結膜上皮さらに瞬きが関わる慢性疾患です。ドライアイの診断、治療のために病院の眼科外来を受診される方には、目の乾燥などの眼不快感に加え、なんとなく見づらい、目が疲れるといった他人にはわかってもらえないような様々な不定愁訴が認められます。

この外来では研究面でも、ドライアイに対して、分子生物学的、免疫学的アプローチ、またこの他人にはわかってもらえない不定愁訴を、機能的近赤外線分光装置(fNIRS)を用いて非侵襲的に脳を計測し数値化する検査も試みデータを蓄積し新たな知見を広く学会で発表しています。

ドライアイ外来には、東京の東部、北部をはじめとする多くの連携医療機関よりご紹介を賜り、たくさんの患者様にお越しいただいております。一般の眼科外来では治療の困難な重症のドライアイの患者様に加え、他科からの患者様には重症アレルギー疾患合併例、角膜移植後の遷延性角膜上皮欠損など角膜外来と連携して治療が必要な方、頭頚部悪性疾患加療中のオキュラーサーフェス障害、全身性疾患からの涙腺異常がいらっしゃいます。不定愁訴に非常に似ている眼瞼痙攣の患者様もいらっしゃいます。また、救命救急病棟を併設する当院では、重症ドライアイ、輪部疲弊を伴うスティーブンジョンソン症候群、類天疱瘡、アルカリ外傷等の急性例の方々の診療にも関わらせていただいています。

治療では、各種点眼治療に加え、涙点プラグ、涙点閉鎖、結膜弛緩症手術、自己血清点眼の作成(薬剤部の協力による院内製剤)、ムスカリンアゴニスト内服治療を行っています。また、重症ドライアイ例の急性例では、瞼球癒着防止のために眼科医が丁寧で入念な対処を心がけて治療にあたっています。

担当医 高橋(浩)、小野、
五十嵐(千葉北総病院・木曜日午前)
診察日 木曜日 午後
  • 付属病院(本院)では眼科初診受付は基本的に午前8:30~11:00のみであり、専門外来へのご紹介でも初診は一般外来の担当医による診察となります。ただし、緊急を要する疾患の場合はその限りではありません。
  • 分院(多摩永山病院、武蔵小杉病院、千葉北総病院)の診療時間については各分院のHPをご確認ください。
  • 配属の変更などにより上記医師が診療に出ていない可能性があります。

ページトップへ戻る ページトップへ戻る